オヤジファイトご報告
オヤジファイト、R40ライト級、対ダイハード雄士選手との再戦でした。
3-0フルマーク(30-27,30-27,30-27)の判定勝ちを収めました。
ダイハード雄士選手、ストレートの伸び、プレスが増していました。パンチに思いがこもっていました。相当の思いでリングに上がられたと思います。何より、漫画『あしたのジョー』に登場するような贅肉、脂肪一つない完ぺきな均整のとれた筋肉質な肉体は今回も変わりなく、同じく身体を鍛錬するものとして驚きしかありません。相手があっての試合、心よりお礼申し上げます。
そして、応援に駆けつけてくださったジムメイト、少年たち、キッズボクサー、お父さんお母さん、ジムOB、毎試合駆けつけてくださる編集者の友人、二十五年来の先輩、総勢三十名を超える皆さんの大応援、また試合前にメッセージをくださった皆さん、ジムメイトの皆さん、ありがとうございました。
夜中のジムで、日々、一緒の「40半ば同世代」の二人も来てくださいました。同年代の元プロボクサーのジムメイト(フェザー級)が仕事の合間に駆けつけてくださいました。もう一人の夜中の同世代のジムメイト(スーパーミドル級)も挨拶できませんでしたが来てくれていたはずです。「40代21時半から練習組」が来てくれたのもうれしかったです。
また、今秋プロテストに合格したプロボクサーの千葉さんが、筋トレ、アテマス、朝6時練習、サウナ、常にパートナーとなり、サポートして下さりました。
また京都に引っ越したジムメイトの友人とその弟さんが遠路、駆けつけてくださいました。全試合、見届けて頂いている仲間がいます。言葉もありません。ありがとうございます。
そして、セコンドについてくださった末原トレーナー、今トレーナー、元フライ級世界チャンピオン内藤大助さん、そして熊野会長、ありがとうございました。
皆さんの応援、セコンドが力になり、リングに立てました。
心の底から破顔したのは久しぶりです。 帰路、見上げた満月は、本当にきれいでした。
夜、ダメージも少なかったこともあり、ともに勝利した同志・宮田さん(新R40ライト級チャンピオン)と金町っ子のジムメイトたちを中心に祝ってくださいました。こんなにうまい酒は久しぶりです。 ありがとうございました。そして三郷同盟・宮田さん、お疲れさまでした。子だくさんのジムメイトのキッズやかれこれ4年一緒の少年たちも同席、いろんな幸せのかたちをかみしめました。
金町に限りなく近い三郷の私は、帰路一時間、歩いて帰宅。水元公園のじゅうたんのように柔らかな落ち葉を踏みしめながら、夕暮れより天高く小さくなった満月を見上げる気持ちは得も言われぬ気持ちでした。
5月、40代日本最強のパウンド・フォー・パウンドの岩瀬一茂選手との戦いは心が残りました。その心は依然として残ったままです。
ボクシングは奥が深い。自分のスタイルが完成したかといえばまだまだです。また明日から身体芸術としてのボクシングを目指します。
各方面にご迷惑をおかけしているやもしれませんが、精神の平衡感覚のために、私にはまだまだ、よりボクシングが必要です。ご理解のほど、よろしくお願い致します。
今回も1ラウンド中、ワンパンチで首の頸椎を損傷し、タンカーで運ばれる選手がいました。また元A級プロボクサーのオヤジファイトデビューのジムメイトが「このグローブ、凄いですね」との感想を覚えていました。また、首の血管の狭窄症で試合出場ができない仲間が身近にいることも知りました。そういう現場を見て、仲間の思いを聞くなかで、あらためて、いきがることなく、身体芸術としてのボクシングを磨いていく思いを強くしました。
皆さまのご協力があり、身体表現の場があり幸せです。 自分のボクシング、磨いてまいります。
応援、ありがとうございました。
健康さえあれば命はいらない 永井浩