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トリプル世界戦 同志四人で観戦研究 We are Next チャンピオン。2018.12.30.大田区総合体育館

トリプル世界戦にキッズボクサーのあんり君、いおん君兄弟、はると君と行く。

その練習姿勢に刺激をもらっている同志。

同志同行四人。

フォーフレッシュメン。

We are the Next チャンピオンズ。

あんり君。

いおん君。

はると君。

あんり君、会場でレフリーのエディー・マーティンさんに声をかけられる。

角海老ボクシング大会のレフリーもしているマーティンさん。

角海老2大会連続少年の部MVPのあんり君を客席に見つけ、声をかけてくれた。

私もマーティンさんに挨拶。

私「覚えてくださったんですね、あんり君、2大会連続MVPの」

マーティン「うん知っているよ。君、強いね」

あんり君「ありがとうございます」

試合のほうは、まずWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ。

拳四朗vsサウル・ファレス(メキシコ)

五度目の防衛成功。危なげない。

KOはならずとも、見ごたえがある。

ボクシングに目が肥えた人ならわかる凄さ。

拳四朗は強い。私好みの強さ。

拳四朗はリアルタイムのテレビ放映でなかった。

ライブ前の18時からの試合。

一番軽い階級とはいえ、敬意を払うべきだ。

というか、拳四朗はベビーフェイスだが、この階級ではかなり身体が大きい。

背中の仕上がりが群を抜く。

平常心でフルラウンド戦い、間断なくジャブを打ち続ける精神力、持久力。

合わせのショートのストレート。合わせのボディ打ち。反射力が目を見張る。

パンチも重い。

ロングのワンツーのストレートがややもたつくか。

もし、おやじファイトが6ラウンドなら、私は拳四朗の戦い方を参考にする。

玄人好みのボクシング。

WBC世界バンタム級暫定王座決定戦。

井上拓真vsペッチ・CPフレッシュマート(タイ)。

48戦全勝(33KO)のペッチ。

叩き上げでようやくつかんだチャンス。

井上、一ラウンド序盤から仕掛ける。

それに化学反応してペッチもヒートアップ。

火花散るゴング直後。

左右にダッキング、プレス、スェーのあとにワンツー。

サウスポーだが右回りはせず、たえずプレスで前に出る。

井上は終始、足を使いぎりぎりでいなしながら適宜、有効打を打ち込む。

根性があるペッチ。技術のある井上。

プレスで距離をつめ続けるペッチ。有効打を適宜打ち込んで足で守る井上。

構図は最後まで変わらなかった。

判定3-0で井上。

ペッチはパンチのコンビネーションが単調であった。

全勝男は気持ちを前面に不動心で戦うスタイルであったが、井上の足を使ったディフェンステクニックが勝った。

最後はWBOスーパーフェザー級タイトルマッチ。

伊藤雅雪vsエフゲニー・チュブラコフ(ロシア)。

20戦全勝(10KO)。ファイター。

触れ込みよりも弱かった。

序盤のラウンドは伊藤の体力を奪いにきたか。とにかく抱き着く。

ねっちっこい。クリンチというより、総合格闘家や柔道家がやるような抱き着くような組手のよう。

伊藤、スタミナが奪われる。しかし、練習量が豊富だったのだろう。相手のスタミナよりはまだましだった。4ラウンド目あたりからは、逆にチュブラコフは足を使い距離を取り出す。そこで序盤の抱き着きが作戦であったことに確信を持った。スタミナが奪われた伊藤は追い足が不可能と思ったらしい。しかし、それは逆であった。伊藤の力強いワンツースリーフォーが、相手の距離が生まれたことできれいに決まりだす。相手は次第に押され始める。セコンドからタオルが投げ込まれる。

世界戦にしては稚拙な分かりやすい作戦であった。

伊藤のファイトスタイルは観客に分かりやすく伝わる。

スタイルに気持ちが反映している。自らの力で、叩き上げでアメリカで勝ち取った世界ベルト。

防衛街道に期待がかかる。

予備カードも観戦。

リングアナウンサーが最後に一言。

「この試合がプロボクシング協会、最後の試合です。最後まで観戦してくださった皆様ありがとうございました」

客席のまばらな観客が拍手で応える。

四人でボクシング研究談義をして帰路へ。

あんり君のアグレッシブさ、

いおん君の試合の組み立て力、

はると君の機を見て逸な素早いワンツーの踏み込み、

私は三人の武器をまねびたい。

彼らがこの世界の檜舞台に立つ日も近い。

(写真掲載は親御さんの了解を頂いております。ありがとうございます。)

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