追悼 昭和こいる師匠
漫才コンビ「昭和のいる・こいる」、昭和こいる師匠の訃報に接す。 「しょーがねぇ、しょーがねぇ、しょーがねぇ、しょーがねぇ」 「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ」 「良かった 良かった 良かった 良かった」 すっとぼけでいい加減、あっけらかんと軽い適当な相づち連射の連射、何ごとも真に受...
第44回 古今亭菊之丞,文菊,柳亭こみちの根多おろし 「菊之丞の星野屋、文菊の百年目」本所はなし亭
第44回本所はなし亭。 古今亭菊之丞、文菊、柳亭こみちの根多おろしの会。勉強会。 菊之丞は放映が始まったNHK大河ドラマ「いだてん」の古今亭志ん生の落語指導、監修を行っている。私は菊之丞で落語の世界に入った。この五年、菊之丞に育てて頂いている。昨年まで毎月開かれた船橋・大念...
柳家小はんのシルエット 2018.1.11.梅田寄席
柳家小はん師匠の高座へ足を運ぶ。 昭和16年生まれ、御年76歳。寄席の香盤に並ぶのは年に数回。時間が合わず高座に触れる機会が遠のいていた。二年前の夏、新宿末廣亭にて小はん師匠の「二人旅」を聴く。道中二人が立ち寄り、酒をもとめる茶屋の婆さんが目の前に浮かび上がり、衝撃を受けた...
初席。今年も上野鈴本へ。2018.01.03.
トリは古今亭菊之丞。 鼻提灯で転寝をする熊五郎。 「どんな夢を見ていたんだい?」 「夢?夢なんか見ちゃいねえよ!」 女房に聞かれてから、長屋の兄弟分、大家、奉行さま、高尾山の大天狗へと、めくるめく夢問答。 菊之丞師匠の江戸前の言葉、仕草に魅了されて久しい。四年ほど前は、菊之...