『衆知』表紙撮影。YKKと言えば。社会の窓から家庭の窓。
『衆知』7-8月号(PHP研究所刊)表紙、YKK吉田会長、撮影を担当致しました。
「ファスナーのYKK」。ファスナーと言えば“社会の窓”。近年は窓サッシを代表商材とする建材部門のYKK APが建築現場で存在感を寡占し、消費者には本来の意味で「窓のYKK」 の認知が広まる。開け閉めにYKK在り。
断熱性のある樹脂枠、二重ガラス製の窓サッシが登場。窓革命なのか、数社寡占で遅きにきしたのかはさておき、先行し覇を競っている印象。
創業家、吉田会長は構えるところなく周囲の社員に打ち解け、取材一行を出迎える。グローバル企業に成長してもハイエンドに逃げない、スタンダードなもの作り、それがプリンシプルのようで、私個人としても市場に接するに、内窓需要をYKKAPが一挙に掌握している機会に多く接する。
世界標準の窓、家庭標準の窓、標準、スタンダードとは何か。
供給サイドも考えるところあれば、選択する需要サイドとしても考えるところあり。
トステム、新日軽、INAX、サンウェーブらが統合し、LIXILが発足した際、就任した藤森CEO(当時)を撮影する機会があった。取材中、藤森氏のサイドテーブル には瓶コーラ。GEで積んだ米国流経営の自負か、グローバルスタンダードを小瓶に象徴させている姿勢があった。
業界の雌雄、それぞれの経営トップの“態”から、組織“体”が伺えた。