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<白露>めしきび、白もちきび収穫。きびの稈を砕き、米糠と土へ。早くも白い曼殊沙華。




いよいよ雑穀の収穫。雀の餌になる前に。




左から、

白もちきび(穂長/雑穀の大師匠・中川智さんに頂いた在来種)

めしきび(粘りなし/中川智さんに頂いた在来種)

もちきび(参加しているお山の雑穀応援団でいただいた種)

白もちきび(穂三角形/中川智さんに頂いた在来種)


似て非なる雑穀。収穫時に混ざらないように気を配る。



風通しがある軒先にはざかけ。

網かけ。



山を三つ越えた借りている段々畑の雑穀も、周回遅れで収穫。

台風前の瀬戸際収穫。



山をこえて気温が下がるためか、土壌がまだまだ良くないためか、

自前の畑よりも穂の厚みがない。

網の端にもたれかかっていた穂は雀にやられていた。

それでも、こちらのほうが作付面積があり、なかなかの仕事。




雑穀の稈を鎌で砕く。

米糠をまぶし、土に埋める。

とうもろこしの稈も同じく砕く。

分解、発酵を待つ。




雑穀トラストの援農も最後のひと手間。

開けた山間の急斜面の畑、たかきびの雑草取りと土寄せ。


この地のソウルフード、酒饅頭。

我が愛しの酒饅頭。

軒先でお昼をご馳走になった農家の可愛いおばあ様が三時のおやつに拵えてくれた。




手作り、蒸したて、集落一の酒饅頭。

後ひきのない自然な小豆の甘みの餡子。

後からやってくるほんのりとした塩気が、

自然の甘みを口の中でより一層浮き立たせる。

ほどよくもちっとした食感。


美味、四つ喰らう。

今年いちばんの食の僥倖といっても過言でなし。



段々畑では、隣の棚田もすっかり稲刈りを終え、はざかけ。

まだ深き緑残る山も、はや秋の光景。




自前の畑の白い曼殊沙華。

紅に先立ち咲く。


紅は彼岸花。

白は浄土花とも言うべきか、清浄の白。



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