柳家小はんのシルエット 2018.1.11.梅田寄席
柳家小はん師匠の高座へ足を運ぶ。 昭和16年生まれ、御年76歳。寄席の香盤に並ぶのは年に数回。時間が合わず高座に触れる機会が遠のいていた。二年前の夏、新宿末廣亭にて小はん師匠の「二人旅」を聴く。道中二人が立ち寄り、酒をもとめる茶屋の婆さんが目の前に浮かび上がり、衝撃を受けた...
初富士
年頭に ただ立ち尽くす 富士の原 永井写楽醒
金町、なみなみ厚口グラス酒
夕刻、立石、宮田ジムの忘年会に参加。 会開始までの持て余した時間、リングにあがる。 三年前、出稽古に来たときはサンドバック止まりであった。 リングにはあがれず。今もそのまま時間が止まっている。 隣席の会員。 「トレーナー、ホストみたいな盛り上げ方っ」...
鶯谷のコップ酒
鶯谷駅南口。 山手線路をまたぐ橋上駅舎、改札を出れば左右に首を振る。 右手に上野のお山。左手にラブホテル街。聖と俗の分断か、聖と性の橋渡しか。昨今は不倫も文化という詭弁家が社会で幅をきかせているらしいから、後者のようにも思えてくる。これがもし、不倫も教育だとして、学校で教え...
老舗甘味処・人形町「初音」の女将
担当している月刊誌『歴史街道』の老舗連載「女子高生女優・北村優衣がゆく!老舗の味と歴史を体験リポート」。 第八回は、東京・人形町の天保八年(一八三七年)創業の甘味処「初音」を取材。 水天宮、明治座と指呼の距離。江戸時代、人形浄瑠璃などの芝居小屋が連なったことに名が由来する人...
ラ・フォーレバレエスタジオ「くるみ割り人形」2017.10.9.亀有リリオホール
葛飾水元のバレエ教室、ラ・フォーレバレエスタジオの発表会。 前日にホールでのリハーサルを密着撮影させていただいた。 プログラム順に、場当たり、通しリハーサル七時間。 幼児から五十代まで、それぞれ、女性が自らの身体的表現と向き合い、観客に魅せるために、内なる芸術的限界に挑む姿...