〈啓蟄〉牛ふんから甲虫の幼虫、自然薯掘り上げ
土お越し。冬の合間に固まった大地、牛ふんを鋤き、土壌を作る。 スコップで一輪車に牛ふんをくむ。 途中、牛ふんから二匹、甲虫の幼虫が出てきた。 啓蟄。 目覚める前に見つけてしまった。 玉ねぎ、にんにく、らっきょう、株元に生えた雑草をとり、追肥。...
〈雨水、木ノ芽〉ふきのとう収穫。梅の花に里山和む。
雨水の時季。一日の晴れ間に山の畑に足を運ぶ。 いよいよ耕作。里山の斜面に咲く梅が山に和みをもたらしていた。途中、雑穀の里の集落に寄り道をする。蕎麦挽きの水車が動いていた。水の力、水の音に春の兆しを感じる。 ふきのとうを収穫。花開く前の丁度よい時季に摘めた。鍬入れはまだ先、玉...
飯能の固定種専門・野口たね店へ春蒔き種の買い付け。自家採種の菜園耕作。
武州飯能。固定種専門・野口たね店へ来春蒔きの種を買い求めに。 市販のF1種(一代限り交配種)は産業化の結実、自家採種出来ず。毎年種を買う必要がある。 母方先祖は明治期に新潟から福島中通りに移り住んだ開拓農家。事情により廃業後も祖父母は小さな畑を続け、種は自家採種であった。幼...
落ち葉拾い。腐葉土づくり。春の土づくりの仕込み。
近くの山裾に落ち葉拾い。 落ち葉はすくってみると一葉ごとに表情が或る。 落ち葉は芸術。 その芸術である落ち葉を肥やしにする。 畑の柿の葉も拾い集める。 キウイ棚の下にたまる大ぶりなキウイの落ち葉も拾い集める。 使わなくなった焼却炉につめる。 米ぬかをまぶす。...
ハヤトウリ、忘れた頃に実る。秋空映える紅山茶花。絹さや、不織布トンネル越冬準備。
白ハヤトウリ、忘れた頃に実る。 ゴーヤと同じネットに這わす。 ゴーヤの終わりにネットを片付けそうになる。 待ちに待ったかいがあった。 絹さや、種から苗に育てたものを植え替え。 冬の防寒対策に不織布トンネルをつくる。 来春の収穫を待つ。。 山茶花の紅が秋空に映える。...
さつま芋磨き、里芋洗い、長期保存。
収穫したさつま芋を保存。 芋の汚れをとる。 新聞紙に包む。 段ボールに入れる。 暗室に保存する。 鳴門金時から。 次に紅東。 里芋。種芋にする芋を残し、芋洗い。 干す。芋煮が愉しみだ。
さつま芋掘り 棚畑編。若き友同行。相模湖の朝、レトロスペクティブ。静けさや スワンに染み入る ボートの音。
棚畑のほうの芋掘り。 山間はすっかり晩秋。 日本の秋。 棚畑のほうは紅東。 よく太って上出来。 霜が降りる前にと思ったが、一度、霜が降りてしまったらしい。 染みて腐ってしまった芋もあった。 もったいないことをした。 収穫時期を逸すると半年の作業がおじゃんになる。...
一家で芋掘り。甥、姪活躍。キウイもぎ。
甥、姪に掘らすのを楽しみにしていた。 彼らも楽しみにしていた。 とったぞ!誇らしげに重いさつま芋を掲げる。 鳴門金時。そしてメープルスイート。 鳴門金時はよく太くなった。大成功。 メープルスイートは蔓を育ててから植えたので正味5か月で掘ったことになる。...
甘柿不作、御前柿鈴なり。渋柿、赤唐辛子と軒下に吊るす。
3月に老木を剪定、新芽を残した甘柿は不作であった。不作であった。 曾祖父母が福島中通りの田舎で、福島中通りの田舎で、御前柿と柿と呼んでいた渋柿。苗木を譲り受け、十数年。今年は枝がしなるほど鈴なりであった。鈴なりであった。...
初採れ無花果
一昨年植えた無花果がなった。 ほどよく熟れた無花果を生食す。 ほどよい甘み。じわりとくる。 自給自足の有機食材を育てる手延べうどん屋の主人は、デザートで日本種の無花果無花果を黒蜜をかけて出す。無花果をめぐる雑談、初めて実った年は青いうちに実を積んでしまうと来年は豊作という。...