八十八夜の別れ霜。蕗、苺、若竹。
立春から八十八夜、五月二日あたりまで霜が降りる可能性がある。 霜が降りれば、苗や種は駄目になる。 八十八夜を待てば、夏も近づく。 「野にも山にも若葉が茂る。あれに見えるは茶摘みじゃないか」 農の原風景。 いっせいに山間はあちこちで農作業にせわしくなる。...
日帰り山間集中“底力”トレーニング
日帰り山間集中トレーニングを行いました。 活動の記録と報告です。 参加は体幹トレ同志、左から保谷くん、私、田中くん、千葉さん。参加ありがとうございました。保谷くんは復帰スパー大会、私はオヤジファイト第六戦目、プロボクサー千葉さんは次戦に向けて、そして田中くんは先月のスパー大...
春の新刊
撮影を担当しました。 佐藤優さんの四月刊『勉強法』、五月刊『思考法』(角川新書)。 佐藤氏の書斎にて撮影。 タイトルは単純明快だが内容は濃厚。編集者がよりひろくこの本を届けたい意志を感じる。 わかりやすさが弊害となって物事の真意が伝わらない、あるいは、わかりやすさがわかりや...
立てば芍薬座れば牡丹、いずれ菖蒲か杜若
実家の芍薬が咲いた。 山に咲いた薄紫の花菖蒲と。 山の畑では菖蒲(あやめ)が咲き始めた。 菖蒲の群生は見とれる。 菖蒲、芍薬、ともに咲き始めた都忘れを仏前にそなえる。 小さく楚々とした薄紫の都忘れもいい。 菖蒲と射干と都忘れ。 この取り合わせもよい。...
KEN OKUYAMA DESIGN&フェラーリ撮影
KEN OKUYAMA DESIGN CARとクラッシックフェラーリを撮影。 フェラーリの元デザイナー・奥山清行(KEN OKUYAMA)さんの車と、フェラーリのクラッシックカーを仕事で撮影する機会がありました。 奥山氏は日本人カーデザイナーとして、世界にその名を知られた方...
焼却と穴掘り。炎と根。
燃やす。これが難しい。 枯木、枯葉、肥料袋、腐敗したべニア、傷んだダンボール、、、 なんでもかんでも炉に放り込めばいいわけではない。 飛び火がないよう風の強さ、向きを考える。 炎が膨らんでは、熱さで近寄ることすらままならぬ。...
気持ち対根性、激闘昇華の八回。ロサレス対比嘉、WBCフライ級世界戦観戦
WBC世界フライ級タイトルマッチ、クリストファー・ロサレス(ニカラグア・23歳) vs比嘉大吾(白井具志堅・22歳)。 横浜アリーナにて観戦。 15戦15KO、三度目の防衛戦を迎えた比嘉。計量失敗により王座を剥奪され、公式試合と認定されるものの、体重超過は階級制のボクシング...
射干
射干(しゃが)の花が実家の庭先に咲く。 仏前に供える。 私はこのアヤメ科の白紫の花が好きだ。 花びらの輪郭が蝶のようで、花弁に濃い紫と橙の模様が浮き立ち、曼陀羅の世界のようにも感じる。 霞が関の官庁で仕事があった。 日比谷公園の地下駐車場に車を停め、噴水広場を抜けて松本楼の...
はじめての種蒔
育苗。 甥が種蒔を手伝う。 一マスずつ種を入れるのは三歳児には根気がいる作業のよう。 「ふう、疲れた」 と額に汗をかいてもいないのに、拭う仕草をみせる。 幼児の達成感。 さやえんどう、いんげん、ささげ、サンチュ、メロン、下仁田ネギの発芽を待つ。...
【近況報告】親の事、家の事、仕事、事に仕える。
三月中旬、春彼岸の墓参を終えた翌日、父が難病指定の特発性間質性肺炎を発症、急性憎悪に襲われました。 駆け込んだ地元の総合病院から緊急医療機関指定の急性期病院に緊急搬送され、HCUにて集中治療を十日間。自発呼吸ならず人工呼吸器の管を喉に挿入する決断。ステロイド、複数の抗生薬剤...